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何たる失態…
ここをどれだけの方が待っていてくれたか分かりませんが…

昨夜かるい眩暈を感じて
お子の添い寝に付き合っていたら、そのまま寝落ちしてしまいました…

最終話遅くなってスミマセン…。






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部室の外がざわつき始めた。

オレは、壁にもたれながら床に座り込み、放課後が始まった合図をぼんやりを聞き流していた。
妙なもので、その雑音がいつもと違って感じる。
今日、どれだけの人が自分の想いを語るのだろうか……。どれだけ愛溢れる言葉がこの空間を舞うのだろうか…。
オレは…それを纏う資格があるのだろうか……。

そんなことが頭に浮かんだ。

『やっべ。なに浸ってんだよ。曲一本書けそうじゃんか……』



 少し遠くの方から話し声と足音が近づいてくる。すぐにその持ち主は見当がついた。もともとこの廊下を通り過ぎる人間なんて、限られている。

「あー。やっぱりここにいたか…」

「お前、かばんそのままでいなくなるし、担任がしつこく聞いてくるからすんげーうざかったんだけど……」

 佐伯はあきれ顔で、野島はオレのカバンを肩にかけうんざりした顔をしていた。

「いなくなるんなら、声かけてから行けよなっ。お前、携帯カバンの中にいれっぱだしよ」

 野島は、ちょっとムッとした言い方をしたが、表情は怒っているというより心配をしていたという方が、あっているかもしれない。

それは、オレの征服欲を満たしてくれた。

「そういえばさぁ、3年の先輩から予餞会に出てくれないか?って依頼が来ているんだけど。どうする?」

 そう言うと、佐伯はオレの横に腰を下ろした。

「そんなの出るに決まってるでしょ。みんなが喜んでくれるんなら、どこでも行ってやりますよ。
なんなら、こないだのライブの再現すっか?」

「だよな……。じつは、もう返事してある」

「はは…。さすが、チームリーダー佐伯君。でも、山川、あの歌はナシで……」

 野島は、そう言うと恰好がつかないのか俯いた。

「なんでだよ。みんな聴きたがってんのに……」

「う…ん。あれは、ちょっともう封印。結構ハズいし…」

だよなぁ。野島にとってアレは勢い合ってできたことだよな…。無理やり強引に進めたし。

「って、そういえば野島。お前こんなとこにいていいの?井上は?」

 佐伯が野島にアイツの話題を振ったせいで、顔を赤らめきまり悪そうに頭を掻いた。


ホントこいつ、乙女だな……。こんなに変わっちまうもんなんか……見ている方が恥ずかしくなる。
オレの身体のアチコチを小さな針が刺してくる。

「あ……。うん。ちょっと用事があって、そろそろ来ると……あっ」

「鳴海?悪い、待たせたな……帰ろっか」

山川が顔をのぞかせ野島に視線を送ると、チラッとだけこちらを見た。
こないだ変なことを言って絡んだから、コイツの顔をまともに見れない。
でも、オレの事なんて問題外なんだろ、野島にだけ言葉を交わすとあとはスルーだ。

「お…おう。あっ…、予餞会の件、練習とか決まったら言って選曲はアレ以外なら任せるから…。じゃぁな」

そういうと、野島はあっさりと教室を出ていってしまった。
王子様がお姫様をかっさらっていったって感じだな…。思わずため息を溢す。


「山川―――」

 野島が、息を上げならがら教室に戻ってきた。
 そして、オレに向かって何かを投げた。

「それ、やる」

「えっ?なに?……チョコ??おまえ、人から貰ったもんよこすなよ」

「ばーか、よく見ろよ」

「あっ……。さわじり……」

「山川、それ好きって言ってただろ。俺からの気持ち、いろいろありがとな」

 オレンジ色に染まった野島は満面な笑みをうかべ、手を振りかえって行った。


「それ…さわじりチロル。限定品だよ…。女子が言ってた。並ばないと買えないんだって」

「あいつ……バカだな……」

「ははは。そーだな。どんな顔して、これ並んで買ったんだろうな」

「バカだ……オレも……」

 そういったとたん、鼻の奥にツーンと痛みが走り、目頭に熱が集中した。佐伯がオレの髪を無造作に撫でる、それが心地よくて涙かあふれてきた。

「今頃…気づいたの?」

「…いや……。キスしたころから……気になった。ってか、佐伯なんで、そんな事っ」

「臣多…。ニブチンだからな……。俺は、お前が野島をここに連れてきたときからわかってたよ」

「はぁ?それはないだろっ…あっ…」

 突然頭をつかまれ、強引に佐伯にキスをされた。慌てて、佐伯の胸に手を当て引き剥がした。

「なっ…なにすんだよっ」

「思い知ったか……8年分のオレの想いだ」

 そういうと、ニヤリと笑った。呆然と佐伯を見つめオレは、言葉を失った。

「傷心のところを攻めるのは、恋愛の常套手段だろ……。俺もね、ずっと不毛だと思ってきたんだ。だから、臣多には、悪いけど今すぐにでも、野島のこと忘れて。俺、これからはひかないから……」

 そういうと、オレからさわじりチロルを取り上げ、口に放り込んだ。

「あああ!オレの勝手に食うなよ。1個しかないのに」

「じゃぁ。返すよ」

 そういうとさっきより深く佐伯の唇が重なった。チョコの味は、ほろ苦くちょっぴり甘さを感じるものだった。





***********

ラストはかなりスピーディーな展開で…

どうしても
臣多を一人ぼっちにはできなくて…
幼なじみ同然の佐伯くんに頑張ってもらいました。

この二人がどうなったかは皆さんのご想像にお任せしますが
コズミックアースは活動中だと思います。
恋心~の彼らも高校3年生。

それぞれの進路に向けての一歩を踏み出しているでしょう・・・



最後まで読んでくれてありがとうございます(*'д'*人)♡





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コメント

  1. こんにちは~♪

    連載お疲れ様でした~

    むふふふっ(o^∇^o)ノ
    臣多君、これからどうなるのでしょうね。
    佐伯君、ガンバレ!
    お姉さん(←誰?)は、佐伯君の恋心を応援してるよ♪

    ひとまず、キスはできた。
    これから、身体だね。(きっぱりと言うw


    これからも、ドキドキさせてくださいね~

    ( 11:00 )

  2. 美咲ゆう | -

    Re: あさみ様

    あさみさん♡

    コメントありがとうございます(*'д'*人)♡

    えぇぇ…。
    臣多どうするんでしょう…というか
    どうなっているかなぁ…

    バンド活動は続いていると妄想してます。
    ただ、大学進学や就職とかそう言う岐路にあるので…

    恋心~合わせていつか彼らの事を考えることが出来たらなぁ…って
    思います♡

    そうそう
    佐伯くんもねそのままじゃかわいそうですからねww

    ( 12:22 )

  3. side山川、お疲れ様です!!

    イチャイチャしてる野島つい意識しちゃう山川、可愛いかったです。
    もっと俺に感謝してもいいんじゃのくだりに、やるせなさを強く感じます。

    さわじりチロルをプレゼントする野島かわええーー。
    と思ってたら、佐伯!!?
    ここまでフラグを隠し通せるとか、すげー忍耐力!!しかも8年分。

    ぶろは、受けにアプローチしていた攻めがスピンオフで受けにされちゃう展開が好きです!
    というわけで、気が向いたら佐伯×山川編もぜひお願いします~~。

    ( 01:08 )

  4. 美咲ゆう | -

    Re: ぶろたん♡

    コメントありがとうございます(*'д'*人)♡

    一話は美咲得でw克哉に突っかかって行って自滅しちゃう山川w
    凄く萌え~ってか、書いてて楽しかった←鬼ww

    そうそう
    さわじりチロルは黒斗さんのところのさわじりさんなんですよw

    そして佐伯www

    かなり恥ずかしいんだけど…
    山川くんがかわいそうで…可愛そうで…。
    (一話で自滅させながらw)
    せめて彼を見ていてくれた人がいて欲しかったのよぉ…
    だから「ボクノオモイ」では全くそんなフラグなかったしww
    いきなり感が…

    その辺を埋めるべくこの二人を書いてみたいなぁとは思います♡
    だよねー・・・この二人だと山川受けだよねw

    読んでくれてありがとう♡

    ( 02:22 )

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